秋の気配?
U-Cは、少しは涼しくなって過ごしやすくなってきたようです。今週のHarukana Showでは、Part1はイベント情報、Part 2 & 3で、HS女子会 2023トーク、後半をお届けしました。
Part1, Welcoming Week, Kanaさんのグループ展
Welcoming Week, Sept.8-Sept.17, 2023
アメリカでは、9月8日(金)から9月17日(日)まで、Welcoming Week。イリノイ大学では、University YMCA, New American Welcome Centerなどが主催した20あまりのイベントが開催される予定です。(イリノイ大学のイベントカレンダー)
“Nikkeijin Illinois”展示関連イベント@Spurlock Museum
9月 10日(日)14:00-15:30@ Knight Auditorium, Spurlock Museum, 600 S. Gregory St., Urbana, IL イベントの詳細はこちらです。”Jason Finkelman in Conversation with Robert Buscher“ 参加された方、ぜひ、感想を聞かせてください。-Mugi
*Nikkeijin Illinois展示:No.631, April 28, 2023, Nikkeijin Illinois @Spurlock Museum -アメリカにおける日系人の歴史・No.632, May 5, 2023, Nikkeijin Illinoisにふれる-Nisei, Sansei, Yonsei
Kanaさんのグループ展
Harukana ShowメンバーのKanaさんから、今年もグループ展をします!とお知らせをいただきました。6月にも香港の展示会に油絵を出品しましたが(HS No.638)、今度は、Kyotoでの展示会です。日時:2023年9月12日(火)~9月17日(日) 11:00〜18:00(最終日は17:00まで)会場:バックス画材2Fギャラリー
タイトルのazuriteは藍銅鉱と呼ばれる鉱物、昨年のグループ展タイトルのapatiteは燐灰石。7人のアーティストのグループ展なので、アルファベット7文字のタイトルにしたそうです。どんな絵に出会えるのか、楽しみです。-Mugi
HS女子会2023(後半) with Sayaka & Kyoko
トーク前半はNo. 649へ。後半はKyokoさんに文書をまとめていただきました。
Part2, Sayakaさんのパートナーが5年ぶり来日!日本はこんなに「安全」?
Part3, コロナ禍で毎日、日本語学習、成果は?AIで「コミ力」アップ?
Sayakaさんのパートナーが久しぶりに来日!
コロナ禍のために日本に5年ほどくることができなかったSayakaさんのフランス人のパートナーが今年は日本にやってきました。Sayakaさんも一緒に、日本各地を観光しました。東京に1週間行った時にも気づいたのは、どこにいてもフランス人観光客がいて(!)、フランス語の会話が耳に入ってくるとうことです。
地方によって違う?エスカレーターの立ち位置
他にも、神戸の須磨のビーチに行ったり、京都の祇園祭を訪れたり、神戸の三宮の再開発の様子をみたり、名古屋に行ったり、東京・日光を訪れたりしました。そこで、「日本ではエスカレーターで立つ位置が地域によって違う」ということに気づいたそうです(例えば、東京は左側に立つ、大阪は右側、ところが隣の京都は左側)。
どこにもゴミが落ちてない、電車は床までピカピカ
Sayakaさんのパートナーが言うには、人が沢山いるのに、きちんと並ぶ、右側通行・左側通行が決まっていないところでも人がぶつからないように歩く、どこもゴミが落ちていなくて綺麗、電車も椅子だけでなく、座っても大丈夫な程、床がピカピカ。「日本の人は自分以外の人のことも考えて生活しているから、みんなできれいにしようという意識があるのではないか」とのこと。
ただ、「女子会」トークの中では、それはあくまでも現在の話であって、数10年前は、今ほど街は綺麗ではなかったなあ、と(かつての大阪の街中は、タバコの吸い殻やゴミは落ちているし、混雑した道で人にぶつかってもあやまらないし、、)。
フランスでは絶対に見られない光景
日本は安全という点については、Sayakaさんが東京を訪れた時のエピソードを話してくれました。混雑した店で注文した食べ物を取りに行く若い女性が、ブランド物のバッグを自分の席に置いて、しかもそのバッグの中には財布が見えていたとのこと!フランスでは(他の国でもそうですが)、そんな光景は絶対に見ることはありません。
便利なICカード、交通情報アプリ英語版でスムースに移動
日本では、電車で多くの場所に移動できます。ICカードを使えば便利です。でも、同じ名前の駅があってややこしい場合もあります。例えば、阪急電車の「西宮北口駅」と阪神電車の「西宮駅」はまったく違う場所にあります。日本を訪れる外国人観光客は英語版の交通情報アプリを使っているようです。
コロナ禍で毎日、日本語学習、その成果は?
Sayakaさんのパートナーは、フランスでは短大で日本語科を卒業しているものの、家族の間ではフランス語を使ってきました。コロナ禍の3年間は、毎日、日本語を勉強しました。その成果が出て、今回は来日しても、一人で出かけて日本語で道を聞くことはできるようになりました。東京で国会議事堂の見学に行った時も、「天皇陛下は1年の間に何回国会に来るのか聞きたい!」と自分で日本語で質問することができました。しかしながら、ガイドさんの答えの日本語が難しすぎて理解できず、がっかりしたそうです。
日本語は不可解、どうして「いっぴき、にひき、さんびき…」!!
日本語では数の数え方も難しい。動物を数える「匹」だったら、「いっぴき、にひき、さんびき…」と音が変化します。また、数える対象によって数え方が変化します。
日本語学習の環境は大きく変化
日本語学習の環境もこの数10年間で大きく変わりました。30年前は日本語学習のテキストを買ったものの、レベルがあまり高くなく、日本語を少し学んだ先生が手作りで作ったような教科書だったそう。辞書もあまりなかったのが、今はアプリで色々調べられるし、Google翻訳もあります。日本語の先生がTikTokやYouTubeで無料で勉強できる教材を提供しています。語学学習が、いつでも、誰でも、自ら学べる環境があります。
Naomiさんは父と4年ぶりにフィンランドへ
今年、KyokoさんのパートナーとNaomiさんは、親娘2人で4年ぶりにフィンランドへ行きました。その前に、Naomiさんは英検3級(中学校卒業程度、CEFR[ヨーロッパ言語共通参照枠]でA1程度)を受けて合格しました。フィンランドでは、Naomiさんの父のお姉さんとその2人の娘二人が迎えてくれました。
AIを使いこなしてコミュニケーションをとる若い世代
Naomiさんは、従姉妹たちとも、上達してきた英語を使って会話を試みます。そこで、もっとも積極的にNaomiさんに話しかけてくれたのは、小学校低学年の娘さんでした。わからなかったらGoogle翻訳で調べて、”Come here!”, “I love you!”などと言ってコミュニケーションをとってくる。若い子は語学を学ばなくてもAIを自分の味方につけてコミュニケーションできる。時代は変わったなとKyokoさん。でも、言語を学ぶことの面白さは別なので、語学学習はなくならないだろうけれど、旅行に行くぐらいなら語学力は必要ないかもしれません。
Yutaさん、スペインへ語学研修中もGoogle翻訳活用
語学研修旅行でスペインに行ったYutaさんの旅の話を先週しました(HS No.649)。ホストファミリー宅ではじゅうぶんな食事が出ず、Yutaさんたちがお腹を減らしてマクドナルドに行った時も、実は、Google翻訳を使って注文したそうです。コミュニケーションツールとして、今は、どこにいても、スマホは必須です。
Naomiさんは、来年は中学生になり、スマホデビューしていることでしょう。どうなっているんでしょうか!? -まとめ-Kyoko
■petit milady 「azurite」■キタニタツヤ「青のすみか」■YOASOBI「アイドル」■RADWIMPS「すずめ feat.十明」■藤井風「死ぬのがいいわ」