No. 651, Sept. 15, 2023, UIUCに医薬品自販機、コロナテストキットも提供

C-Uは快適な秋の日

Harukana Showの放送・配信後、ChampaignのTomさんと話したら、「今日は、暑すぎず、涼しすぎず、快晴な一日でした」と話していました。うらやましい。Mugikoが住むKyotoは、午前中から猛暑です。もう9月中旬、それぞれの場所では、どんな季節ですか。

今週は、少し久しぶりにRyutaさんの出演です。8月に初めての子がうまれ、Taichi(泰知)という名をつけました、というお話から始まります。Part1はKanaさんたちのグループ展についての「アートなレポート」、Part2はWataruさんからイリノイ大学に「こんなものがありますレポート」、Part3は、第10回 C-U Immigrant Welcome Awardsについてです。

Part1, この夏のうれしいお話、グループ展示の「アートなレポート」

Part2, 「こんなものありますレポート」UIUCのSelfcare stations

Part3,10th Immigrant Welcome Awards @Urbana Free Library

Kanaさんたちのグループ展示「azurite」(HS No.650)を観にゆきました。7人のアーティストの絵が並んでいると、それぞれのどんな人生、暮らしのなかでその絵が生まれたのか、パーソナルな時空間がふっとはみでて見えてきそうな気がします。Kanaさんの4枚の絵(「青嵐」「憧憬 Ⅰ」「Satellite Ⅰ」「Satellite Ⅱ」)が展示され、これまで描いた絵の写真と解説が付記されたファイルもありました。「青嵐」についてはこう記されていました。。

青嵐 Blowing wind through fesh verdure, 2023-727×606 mm  油絵キャンパス Oil on Canvas, 初夏、青葉の茂るころに吹きわたる、やや強い風。あおあらし。打ち捨てられた空き地に青々と茂る緑の上を、元気よく強く風が吹いている心地よさを描きたかった。「君地獄へわれ極楽へ青あらし 高山れおな」「青嵐おお法螺吹きをくつがえす 三宅やよい」-Kana

Kanaさんの絵には、見ている人もそこにふっと入っていけそうな、そんなひらいた気持ちよさがありました。-Mugi

UIUCに医薬品自販機、コロナ検査キットも-Wataru

イリノイ大学地理学部のポスドクのWataruさんから、日本時間の9月11日にこんなメールと写真が届きました。「最近気づいたのですが、McKinley Health Care Centerが、学生向けに学内のあちこちで、自販機でコロナのテストキット等を提供するようになりました。」

UIUCの充実したヘルスケアサービス

コロナ禍の経験をへてこの自販機も置かれるようになったのでしょうか。Wataruさんから送っていただいた写真とSelfcare stationsのサイトを見ると、自販機で提供されている風邪薬や傷薬などの医薬品、避妊具・薬や妊娠検査薬、コロナの検査キットの他、McKinley Health Care Centerでは、学生の暮らしに寄り添ったさまざまな心身のヘルスケアサービスを提供していることがわかります。たとえば、希望すれば、睡眠習慣を改善するグッズセット(アイマスク、耳栓、ラベンダーティッシュ、お茶など)ももらえます。

高い授業料と「費用対効果」、専門家の雇用

Ryutaさんが、アメリカの大学は学費が高いけれど、それに見合った費用対効果があることを大学のビジネスとしても内外に示している、と指摘していました。たとえば、私立大学などでは、寮のベッドが高級ブランドであることも、大学生活の環境の良さを示す要素のひとつとなります。ヘルスケアの充実度は、大学の規模によっても違いがあるかと思いますが、Ryutaさんがトークのなかでふれられた大学図書館については、「専門家」を雇用するという点では、日米の体制は対照的に違います。日本の大学図書館には、専門の常勤ライブラリアンが少ないのが現状です。アメリカの大学図書館には、各分野の専門家のライブラリアンがいて、利用者の関心や研究をサポートしています。

手厚い授業サポート体制

MugikoがUIUCのCITL(Center for Innovation & Learning)を見学したときに、授業作りを多角的にサポートするさまざまな専門スタッフがいていつでも相談ができるだけでなく、多様な授業に対応できる教室があり、また最新の通信技術に対応した機器も貸し出されていて羨ましかったです。一方で、研究も授業も、最前線のものにグレードアップしていかないと大学としても生き残れないという厳しさも大学関係者のなかで共有されていると思いました。-Mugi

*Blog:イリノイ大学の授業作り、学び合いのプロセスを協働でデザイン, September9, 2019

10th Immigrant Welcome Awards

9月16日(土)Saturday, September 16, 2:00-3:30pm, Lewis Auditorium. Urbana Free Libraryにて。The News-Gazette, Aug.30, 2023の記事によると、6つの賞(Emergent Leader Award, Student Leadership Award, Business Leadership Award,  Clair Szoke Distinguished Service Award, Immigrant Leadership Award,  Community Impact Award)の表彰が行われます。

*Blog:CU Immigration ForumのWelcome Awards:草の根から始まった賞, Oct.1, 2018

この賞は、CU Immigration Forum(NPO)が2014年から開始し、その後、City of Champaign,  Urbanaや多数の団体が協賛して続いています。CUIF代表のTomさんに、「もう10年だね」と話した時に、「そうだね。CU Immigration Forumが何かを大きく変えたわけではないけれど、いろんなグループがさまざまに、それぞれに活動していたのを、どうやってつないでいくかを考えて活動してきた。さらに、賞を作ることで、どんな活動が誰がしていて、どんな貢献があって、今、これから、何が求められているのかを、より多くの人にも見えやすくできたんじゃないかと思っている」と話していました。賞というかたちを続けることで、10年という歳月の中の移民をめぐる社会の変化も見えてくるのかなと思います。-Mugi

■佐藤晴真、吉野直子「レントより遅く(チェロとハープ編)」■須田景凪「青嵐」■Hurry Staylesz「Satellite」■反田恭平「喜びの島

Londonの「穴場」

Wataruさんは、今週は、学会でイギリス滞在。週末にはロンドンへゆくので、おすすめの「穴場」がありますかと尋ねられました。HSでもロンドンについて、ZINEやDIYカルチャー関連についてレポートしてきました。HSのPodcastにLondonと入れて検索すると、これまでゲストのお話やMugi-chan blogもヒットします。でもちょっとマイナーすぎるかなあ。Londonに滞在していたときに、チャイナタウンの焼き豚は皮がクリスピーで時々食べたくなり、Takeawayして歩き食いしていました。-Mugi

 

 

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