展示会を「やるぞ〜」と決めてからのお話
2月21日に放送・配信したHSのトークの後半は、KanaさんとYuunaさんの姉妹アート展示のレポートです(前半は、No. 726-1へ)。Kanaさんは昨年秋には、グループ展「morganite」( No. 705)や、仮想空間と現実空間で同時に開催したARTLINK(植村友哉さん主催、No. 711)にも参加しました。そして年が明け、1月31日から2月4日まで、妹のYuunaさんとKanaさんの姉妹アート展示「Color Works!」がKyotoで開催されました(No. 721)。今回は、KanaさんがALCというギャラリーを借りて自分で展示会をプロデュースしました。「やるぞ〜!」と決めてからのプロセスについてお話を伺いました。Kanaさんに文章でも詳しくまとめていただきました。ありがとうございます。-Mugi
Part3, 展示会をプロデュース with Kana
1月31日~2月4日に、妹のYuunaとの姉妹展「Color Works!」を開催しました。(展示の様子はブログの写真、または私のinstagram:@kana.ishiguroにも少し載せています。)
「レンタルギャラリー」での展示
今回は、展示をするまでのざっくりとしたプロセスについてお話ししました。私はプロではないので、あくまでも個人的な経験の範囲でのトークです。また、プロが飾る画廊の話ではなく、誰でもレンタルすることができる「レンタルギャラリー」での展示の方法をお話ししています。トークでは話しきれなかったことも含め、以下に少しまとめてみました。
企画から開催までの基本的なプロセス
開催までの基本的なプロセスとしては、①企画の立案、②場所決め、③企画の持ち込み、④レンタル・日程の決定、⑤開催までの展示準備など、となります。今回のトークでは、主に②~④のギャラリーを借りるプロセス周りの話をしたので、そこを少し補足します。
今回の姉妹展や、自分の絵だけを展示する個展のように、全て自分でプランを考える場合は、企画の大まかな案をギャラリーにお伝えしてから、④、⑤、へと進むことが多くなると思います。
大人数のグループ展の場合は
しかし、大人数でのグループ展の場合は「同級生で展示したい! やろう!」くらいの軽いノリだけでギャラリー決定まで進めることも多いです。大人数が関わる場合は、細かい部分を詰めていると開催できなくなるので(どんな絵が出てくるかが、おおよその大きさ以外は当日までわからなかったりもしますし)、とにかくちゃんと開催するぞ~ということを目標にし、出展してくれるメンバーができるだけ負担を感じないように、必要最低限の情報のやり取りをしていく、という感じに(我々の場合は)なっていると思います。(レンタルギャラリーによっては、企画案をきちんと提出しないと貸してくれないところもあります。)
ギャラリーを見つけるには
ギャラリーを見つけるのにも、様々な手段があります。(検索エンジン、SNSで検索、マップで探して現地を歩く、京都の場合は「京都芸術センター」などでも情報を提供してくれるかもしれません。)一人当たりの予算、立地、希望する日程にギャラリーが空いているか、ギャラリーとのつながり・フィーリング・雰囲気…、などを考慮して決め、ギャラリーのメールや、ホームページのお問い合わせフォームから問い合わせをします。お互いに条件が合えばOKです。ここから先は、⑤の具体的な話がいろいろあるので、またいつかトークで触れられたらよいなと思います。
姉妹展「Color Works!」の色々を楽しむ
姉妹展「Color Worls!」ですが、たくさんの方が来てくださり、想像していたよりも賑やかで華やかになったり、感想だけでなく質問もいろいろしてくださる方がいらしたり、とても楽しかったです。妹の作品のカラフルな色づかいを楽しんでいただくというのが「Color Works!」の主旨だったので、そこが叶って嬉しかったです。-Kana
つづいて、呉市で開催されるチャリティー展示についてもお知らせします。
能登半島地震復興応援 第2回 野呂山芸術村元交流員と関係者によるチャリティー作品展
■会期:2025年2月28日(金)〜3月2日(日) 10:00〜17:00(2月28日は14:00開場、入館締切16:30)■会場:呉市立美術館別館 広島県呉市幸町4 入船山公園内*入場無料 ■お問い合わせ先:チャリティー展実行委員会担当(秋山 charity.90norosan@gmail.com ■WEBサイト https://miyagallery.jp/artvillage/ WEBサイトからは購入できるようになっています。(私は2点出品したのですが、1点購入済みで、トップページには残りの1点しか掲載されていません。)
祖父母の実家が呉のほうなので、ご縁を感じています。-Kana