No.179, August29, 2014 秋のAsiaLENSドキュメンタリー、「間」の葛藤 with Jason-san

アジア系の学生が4分の1!

イリノイ大学も、今週月曜日から授業が始まりました。その前日のQuad Dayは快晴で、キャンパスは大勢の人でにぎわいました。イリノイ大学Urbana-Champaign校は、4万人あまりの学生のうち、4分の1が、アジア系の学生さんだそうです。(Chicago校、Springfield校を合わせると学生数は8万人ちかく)Asian American Cultural Centre, Illinois University

Quad Day@Illinois University, August24, 2014

Quad Day@Illinois University, August24, 2014

イリノイ大学の日本語クラス

今週の木曜日には、イリノイ大学のEALCで、神戸の甲南大学への留学経験者の集まりに参加させていただきました。日本語を学び始めて1、2年の学生さんから上級クラスを終えた人まで、気負いなく、楽しそうに日本語を話しているのが印象的でした。なかには村上春樹の最新小説を手にもっている人もいました。

Harukana Showは、トークを編集してアップしています。聞き取りの練習にもなります(時には、教科書にはのってない日本語を学ぶこともできます)。また、WRFUのスタジオにも遊びに来て、番組のなかでのライブなおしゃべりにも参加してください。(見学、出演希望、お問い合わせは、下記のコメントからメッセージをお送りください。スタッフに直接届きます)

Ryoichiさん、Quad Dayに剣道部発見

今日は、WRFUのStudioには、先週出演していただいたYoheiさんに誘われて、Ryoichiさんが遊びに来てくれました。8月1日にU-Cに来たばかりです。就職して5年、会社から派遣され、イリノイ大学経済学部大学院へ2年間留学。Quad Dayでは、さっそく関心のあるクラブを見つけました。剣道部です。10年の経験者、といってもだいぶ前のことなので、時間があればまた始めてみたいなあ、と。剣道具はインターネットで購入できます。

Ryoichi-san, Alex-san, Yohei-san@WRFU studio, August29, 2014

Ryoichi-san, Alex-san, Yohei-san@WRFU studio, August29, 2014

スタジオでのにぎやかなおしゃべり

HS Podcast No.179-1, August29, 2014:日本文化にはまる学生たち、Alexさんの曲紹介

HS Podcast No.179-2, August29, 2014 :Ryoichiさん自己紹介、U-Cイベント情報

後半は、AsiaLENSの秋学期の上映会について、AEMSのJasonさんにお話を伺いました。音声(英語)と翻訳(日本語)は、下記にまとめて掲載しています。。

U-C Event Information

With the Grain: Japanese Woodblock Prints from the Postwar Years @ Krannert Art Museum:8月29日(金)〜12月23日(火)日本の版画の展示会です。

Hessel Park Concert ft. New Orleans Jazz Machine:8月31日(日)6:30pm-

◎   Classical Allerton:9月5日(金)5:30pm〜月1回のAllerton Parkのコンサート・シリーズ、今回はクラシック音楽

◎   Japan HouseのTea Ceremony体験 (毎週木曜日3pm-)、今学期は9月4日(木)開始

Krannert Center Costume and Prop Sale Krannert Centerの衣装・小道具余剰品セール:9月6日(土) 9am- ($3 admission)

◎   CU Pride Festival:9月6日 (土) Downtown Champaign パレードが5pmから。

AsiaLENS、秋学期の上映会with Jasonさん

去年の秋に続いて約1年ぶりの登場となるJasonさんは、イリノイ大学でGlobal Arts Performance Initiativesのディレクターをしています。(Jasonさんの仕事内容についてはポッドキャストのこの回で詳しく話を聞いています。) 今回は、今年の秋のAsiaLENS映画シリーズの上映作品について話をうかがいました。(トークは英語ですが、Ryutaさんが日本語に翻訳して要約してくれました。)

Jason-san@Quad Day, August24, 2014

Jason-san@Quad Day, August24, 2014

AsiaLENS by AMES

AsiaLENSはJasonさんの担当部署のひとつAsian Educational Media Service (AEMS)が主催する企画です。AEMSはイリノイ大学にあるアジア関係の映像作品のコレクションで、主に地域の小・中・高校や大学での授業向けに映画やドキュメンタリーの貸し出しをしています。AsiaLENSはアジアに関連する作品を数作品選び、毎学期開催されている上映会シリーズです。今学期は3回の開催で4本を上映するそうです。

秋学期、3回の上映会、

第1回 (9月9日) はHafu: The Mixed-Race Experience in Japan (Megumi Nishikura and Lara Perez Takagi, 2013) 。日本で、いわゆる「ハーフ」と呼ばれる多国籍・多人種的なバックグラウンドを持つ子どもや若者がどのような体験をし、アイデンティティにまつわる葛藤と向き合っているかを追ったドキュメンタリー映画です。

第2回 (10月14日) のSomewhere Between (Linda Goldstein Knowlton, 2012) は、中国からアメリカに養子として引き取られてきた少女4人のドキュメンタリーです。海外からの養子 (international adoptee) は、多くの場合アメリカ人家庭で育ちます。アイデンティティに関する自問や、他のinternational adopteeと交流し、お互いにサポートする会の存在など、Hafuで描かれる日本における「ハーフ」の状況と似たところもあるそうです。

第3回 (11月11日) はVeterans Day (従軍者の日) にあわせHonor and Sacrifice: The Roy Matsumoto Story (Don Sellers and Karen Matsumoto, 2013)とHe Defied the Tide of Time (Suzanne Concha Emmrich and Bilderall Emmrich, 2012) の2作品を上映します。どちらも第2次世界大戦関係で、Honor and Sacrificeはアメリカ軍に従軍した日系アメリカ人ロイ・マツモトを通して日系アメリカ人史を見つめ直す作品、He Defied the Tide of Timeは戦中に在リトアニア日本大使館に勤務し、ナチスドイツ占領下にあった地域から脱出するユダヤ人難民を助けた外交官杉原千畝を当時を知る人たちへのインタビューで振り返るドキュメンタリーです。

Jasonさんの思い入れ

去年10月に2回に分けて放送した日本へのルーツをたどる旅の話 (ポッドキャスト1ポッドキャスト2) で本人が語っているように、Jasonさんは日系アメリカ人4世にあたる世代ですが、ご自身の家系には日系人とユダヤ人が入っているそうです。多国籍・多人種的なバックグラウンドという意味でも、自分のルーツにつながる日系・ユダヤ系アメリカ人の歴史という意味でも、個人的な思い入れのあるセレクションでもあるようです。

 AsiaLENSの上映は各回ともSpurlock Museum, Knight Auditorium, 600 S. Gregory Street, Urbana, ILにて、夜7時からです。詳しい情報はAEMSウェブサイトもご覧ください。(By Ryuta-san)

今週のAlexさんのおすすめ曲:Sereno(セレノ)「Our Moments Never End」

「Sereno」さんは1994年、韓国生まれ、ピアノ作曲家を目指しています。数ヶ月前から軍隊に入ってしまったので、現在は活動していません。彼のピアノ曲を初めて聴いたのは、僕が好きなインターネット放送のパーソナリティー「ギョン・ジャヒ」さんの放送をとおしてです。彼女は「Sereno」さんの曲を好きなので、番組をとおして彼の曲をよく聴きました。「Sereno」さんには、いくつものピアノ曲がありますが僕が一番好きな曲はこれです。静かな雰囲気で雨の音とピアノの音楽のハーモニーがかなりいいです。

その他の曲■Gipsy Kings「Bamboleo

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