No.416, March8, 2019, “Punk Fanzine”に触れて、Punkを聴いてみる

3月10日よりDaylight Saving Time(サマータイム)開始

3月10日(日)2amより、Daylight Saving Timeが始まり、時間が1時間進みます。アメリカの 中部時間と日本の時差は14時間、来週からHarukana Showのストリーム配信は、日本では土曜日8am-9amとなります。

「ひな壇で五人囃子の人形が演奏する楽器の1つ、鼓を模した、季節の上生菓子かな」by Tsujino@Osaka, March, 2019

PunkとFanzine

WRFUのラジオ局スタジオからは機材担当のTomさん、ホストのMugiok、そして日本のShizuokaからはRyutaさんの3人で番組をお届けしました。今日のテーマは、PunkとFanzineです。KyotoからKanaさんがメールでいろいろとコメントを届けてくれました。

Part1, Daylight Saving Timeの開始、パンクって何?

Part2, Columbia レポート, AsianLENS, Small Press Fest, Punkのattitude

Part3, Bishopsgate LibraryのPunk Fanzines、DIY精神、政治批判、反抗文化

Truth/False Film Fest@Columbia, 伊勢監督にインタビュー

Columbia(MO)での映画祭が2月28日(木)から3月3日(金)まで開催され、伊勢真一監督『やさしくなあに』も上映されました(HS Podcast No.414)。ダウンタウンには各所にアートなオブジェが置かれていました。地域の人たちが全体でフェスを支えている空気が気持ちよかったです。現地で伊勢監督に1時間あまりお話を伺いました。4月にHarukana Showでお届けする予定です。

True/False Film Fest@Columbia, MO, March3, 2019

C-Uイベント情報

AsiaLENS: The Song Collector , Directed by Erik Koto.2016.@3/12(火)7pm-@Spurlock Museum, Knight Auditorium, 600 S. Gregory Street, Urbana, IL,

Small Press Fest@IMC, 4/13(土)10am-2pm:March 15th will be the last day to register for a table! Please fill out this form then so we can get you in the program: .  Thanks to everyone who already has – there’s some incredible artists/authors coming! 11:00 Panel Discussion

March 15th will be the last day to register for a table! Please fill out this form. (Small Press Fest FB)

LondonのPunk Fanzine

Mugikoは、2019年1月に3週間、リサーチのためにロンドンに滞在しました。この時のZine関連の情報については、“Blog:LondonからZineレポート(11)BookartbookshopでSKU Fieldwork ProjectのZine作品展示!Jan.17 &24, 2019”, “LondonからZine レポート(12) Bishopsgate LibraryのPunk Fanzineに圧倒される, Jan.21, 2019”に写真を添えて記載しています。

この図書館のPunk Fanzine Collection, 1977−1980は、「DIY精神が満載。人種差別や性差別へのストレートな異議申し立て、露骨な政治批判、強烈なデザイン。パンクロックを支えるファンたちが、音楽を通してこんなに激しく言葉を作って表現していた時代があったのかあ」 Mugi 

ところで、Punkって何だろう?

Ryutaさん曰く60年代のロックを2倍の速さにした音楽」「Independent」「DIY」「反抗的 」「必ずしも洗練されていない」….

日本からストリーム配信を聴きながら、Kanaさんがこんなメールを届けてくれました。

音楽のスタイルではなく attitude

2倍速い、は確かに分かりやすい説明ですね!トムさんが仰っていたことに近いかもしれませんが、ピストルズのジョニー・ロットンの言葉でよく引用されるものとして、パンクは音楽のスタイルじゃなく、attitudeだという言い方がありました。Kana

Punk Fanzines@ Bishopsgate Library,London, Jan.21, 2019

Punk fanzineは、知らない世界を知る扉

Fanzineがいま、過去のように作られないというのは、自分で手に入れることのできる情報量が、圧倒的に違うということもあるのかなと考えたりします。いま、(音楽の新旧問わず)Punk等々を好きな特に若い年齢層の人たちは、インターネットを使って、どんどん知らないバンドやアーティストの音楽を聴くことができます。そちらを追いかけるだけでとても忙しい、とも言えるかもしれません。Punk Fanzineは、コミュニティ・ツールとして必要とされていたのみならず、知らない世界を知ることのできる扉としても、機能していたのかなーなどと想像します。Kana

DIYで情報を生み出す

Londonで70年代終わりのFanzineを手にとって気づいたのは、Zineの制作者がアーティストにインタビューをしていることです。アーティストとファン、Zineの作り手、読者の親密な距離感、DIY精神が音楽にもFanzineにも共有されているような気がします。Mugi

Suniffin’ Glue, No.12, Aug./Sept., 1977@Punk Fanzine Collection, Bishopsgate Library,London, Jan.21, 2019

モノクロ印刷だけでなく、カラー印刷も

パンクZINEの写真ですが、すごく気になるのは、案外カラー印刷がされていることですね。部分的にいい感じで色が乗ってあって、これを成立させるのはかなり特殊なことではなかっただろうか? という点が興味深いです。当時はまだゼロックスのコピー機のモノクロ印刷が主流だと思っていたので。ひょっとしたら手作業で色を乗せていたのかもしれませんが。Tateishi

Sniffin’ Glue : The first Punk Fanzine

単色(黒、赤、緑、黄色など)の印刷を複数回、重ねて印刷しているという印象を受けました。シンプルな体裁で印象に残ったのがSniffin’s GlueというZineでした。これは、LondonのPunkzineブームの作り出すきっかけになった最初のZineだったようです。Mugi

Sniffin Glue, the first punk fanzine, was produced by Mark Perry in July 1976 a few days after seeing US punk band The Ramones for the first time at the Roundhouse in London. He took the title from a Ramones song ‘Now I Wanna Sniff Some Glue. Punk Fanzine (British Library, LEARNING DREAMERS and DISSNETERS)

Sniffin’s Glueの最終号(Aug./Sept.1977、上の写真)は、15000部発行しました。Mark Perry自らが立ち上げたAlternative TVというバンドのディスク、”Love Lies Limp”が、付録としてもれなくつけられたそうです。イギリスで最初パンクのファンジン「Sniffin’ Glue」discovermusic.jp

■Iceage,”Abundant Living” ■Bad Religion”Empire Strikes First“■Ramones “Now I Wanna Sniff Some Glue”■Alternative TV, “Love Lies Limp

Hiroshimaの春日農園からの春のお野菜@Kyoto, MarchKyoto, March5, 2019

カテゴリー: Harukana Show-Podcast パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です