No.602-2, Oct. 7, 2022, ライブラリーで危機管理TRPG with Takakura-san (番外編)

「ライブラリーでボードゲーム」トーク番外編

先週まで2回にわたって「ライブラリーでボードゲーム」トーク(No. 60o, No.601-2)をお届けしました。今週は、その番外編です。。

Part3, ライブラリーで危機管理TRPG、海外の異なる危機 with Takakura-san

Part3,  Tomさんの幼少期のCivil Defense、コメント by Ryuta&Mugi

「図書館危機管理TRPG」と、異なる「危機」

「図書館危機管理TRPG」は、Takakuraさんが作成した簡易に遊べるTRPGです。現役図書館員が集まった場などでこのTRPGをプレイするとき、さまざまな館種の図書館員が混ざってプレイすると、情報交換になってとてもいいそうです。

トークでは、そこから発展して、海外の、異なる「危機」に対するトレーニングを受けている人たちとプレイしたらどういうことになりそうか、という話になりました。たとえばRyutaは、セントルイスの大学図書館で勤務していたとき、図書館内で銃撃事件が起きたときにどうするべきかの研修を受けました。

また、Champaign-Urbanaやセントルイスを含む米国中西部は地震が非常に少ないので、日本ではほぼ必ず受けるであろう地震対策の訓練は一切していない一方、トルネード (竜巻) 警報が発令されたときの手順はきちんと決められていました。(トルネード警報発令時は地階に行くことが推奨されているので、公共図書館や大学図書館でも、地階のある建物には「竜巻シェルター」のサインが掲示されています。)

銃撃事件対処訓練の要点を手元に置いておくためのストレスボール。「逃げる」「隠れる」「(最後の手段として)反撃する」「通報する」と書かれている。

Civile Defense-Tomさんの幼少時代

Harukana ShowスタッフのTomさんは、子どものころ、学校で、核攻撃を受けたときのための避難訓練があったそうです。キューバ危機などで冷戦が最も緊迫していた時代を経験している世代で、このころの米国では Civil Defense という名目で (自然災害ではなく軍事攻撃に対する) 避難訓練や備蓄が奨励されていました。(Takakuraさんによれば、核戦争後の架空世界を舞台にしたFalloutというデジタルゲームに、そのころの教材の名残が出てくるそうです。) – Ryuta 

* 冷戦期のCivil Defenseに関しては、NPRにいいまとめがありました。Series: Cold War Civil Defense: From “Duck and Cover” to “Gun Thy Neighbor”

Tomさんは、キューバ危機の時は6歳、状況の詳細はわからなかったけれど、その時の緊張感を覚えていると話していました。上記のサイトを見て、それが、今も続く現実の世界なんだ恐ろしくなりました。-Mugi

図書館設計、デザインの思想

TakakuraさんとRyutaさんとの3回にわたるトークを通して、ライブラリーが世界とつながる情報センターであり、人が集まり出会う「場」でもあり、そして地域社会の状況とニーズを受けとる窓口でもあると改めて思いました。「図書館の設計思想」も時代によって変わるというRyutaさんのお話も印象的でした。-Mugi

■KANA-BOON「シルエット」■サカナクション「アルクアラウンド」■欅坂46 「サイレントマジョリティー

アートな秋-Kyotoローカル編(2)

9月にKanaさんたちの絵の展示会にゆきました(HS No.596-1)。Kanaさんのこの絵、大好きです。タイトルは、「旅立つ前の話」。-Mugi

 

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