No.559, Dec.10, 2021, それぞれの場所の年末、ChampaignのCOVID-19感染状況

それぞれの場所からのメッセージ、年末の様子

本日のHarukana Showは、日本時間の12月9日(木)夜に収録しました。久しぶりにRyutaさん(Shizuoka)とMugiko(Kyoto)の2人の対面オンライントーク。なんだか少し、緊張しました。番組では、米国のU-CからWataruさん、Washington DCからTamakiさん、南仏のAlbiからSayakaさんからのメッセージを紹介しました。それぞれの場所での陽性者数はまた多くなっていますが、COVID-19ワクチン接種がかなり普及したことによって、さまざまな規制は緩和され、DCもAlbiも、昨年よりにぎやかなクリスマスシーズンを迎えているようです。UIUCは秋学期の授業が終わり、これから試験期間に入ります。

12月に Severe Thunderstorm警報

UIUC JPN COVID-19 TOWN HALL Twitterによると、12月10日「22:17現在、C-U地区に発令されていたSevere Thunderstorm警報は解除。C-U地区で竜巻等の極端な事象が発生する確率は低くなりました」by Tatsuya。12月にこうした警報が出されるとは驚きです。今後の情報にも注意してお過ごしください。

COVID-19陽性者、先週よりさらに増加

Champaignでは、COVID-19陽性者数が増え続けています。先週12月3日時点の陽性者数1433人(入院27人)でしたが、今週12月10日時点では1946人(29人)です。

UCPHD, Champaign County COVID-19, 7.51AM, Dec.10, 2021

Part1,  “冒険地理学”トークへの感想 by Wataru

GISシリーズNo.8では3回にわたってKenyaさんを囲んでWataruさん、Ryutaさん、Mugikoとトークを展開しました(HS No.556-2, No.557, No.558-1)。その感想がWataruさんから届きました。

ラジオというバーチャル空間上の多様な表現と繋がり- Wataru

個人が何となく思っている事を空間上に表現するって、難しくて面白いことだよなぁと益々思うのは、Harukana Showを例にとれば、個人の思っている事は、本人も気付いてないうちに、選曲 や 招待するゲストに表れていたりするかもと思いました。

具体的に言うと、Kenyaさんを Harukana Show に呼びたいって思ったのも、私がHarukana Show に出演する前から、Ryutaさんがオーラルヒストリーの話題で「ヒロシマアーカイブ」の話をされていたり(No.427)、「Hiroshima Nagasaki Download」の竹田信平さん No.510 がゲストに来られた影響もあるんだろうと思います。また、竹田信平さんの時に 「I(アイ)」の話をされていて、アイに合わせた選曲で放送しており、私なら「愛の水中花」を選ぶな~と思い、後日、植物関係(ランドスケープデザイン)の放送時にリクエストしたら、Mugikoさんのディスコでのアルバイトの話を聞けたり(No.521)、とあっちこっちに話が飛ぶんですよね。さらに、これがラジオというある意味バーチャル空間上での話なので、それを地球上の話としてどうマッピングするのか考え出すと益々複雑(笑)。Wataru

多文化接触のメディア空間、境界をこえてつながる-Mugi

Harukana Showは、2011年に、Urbana市のダウンタウンにあるコミュニティラジオ局WRFUから始まりました。MugikoがたまたまUrbana市のアパートに住み(このアパートはRyutaさん夫妻に教えてもらいました)、近所にUCIMC(Independent Media Center)があり、見学したことがきっかけです。地域に拠点をおきながらもオンラインで日米をつなぎ、さまざまな境界こえていろいろな人が参加できる多文化接触のメディア空間を作ってみようと試みました。

それから、いくつものご縁がつながって、10年以上、番組が続いてきました。いろいろな人と一緒に番組を制作することで、それまでにたくさんの人が作ってきたネットワークが、さらにつながっていきました。心身から発せられる声や目には見えない感覚やつながりを、番組やPodcastをとおして形にして時間もこえて共有できたらいいなと思います。Harukana ShowとGIS(地図上の多様な情報の可視化)のコラボ、これからますます楽しみです。Mugi

Part2,U-CCOVID-19感染状況、DCからのメッセージwith Tamaki 

Washington DCのTamakiさんからのメッセージです。Tamakiさんからのメッセージと写真をたどると、激動の1年だった改めて思います( No.51o: Jan.1, 2021 , No.513: Jan.22, No.514:Jan. 29, No.518: Feb.28No.522:March 26No.523: April 2, No.526: April 23, No.531:May 28, No.537July9 , No.538:July 16, No.541-1:Aug.6, No.553-1:Oct.29 )。

さて近況ですが、観光客は増加傾向で、スミソニアン美術館博物館も一部の人数制限があるところ以外は自由に閲覧できるようになりました。屋外のChristmasデコレーションは去年よりも充実してるようにも見えますね。Tamaki

Tamakiさんのお住まいの近所のイルミネーションの写真、このページの最初に記載しました。そして感謝祭のお菓子がまた美味しそう。

Part3, 「南仏のAlbiからSayakaさん」、映画『WHOLE』

8月には帰国時にIseからHarukana Showに出演していただいてからはや4ヶ月(No.541-2, Aug.6No.542: Aug.13, 2021)、今回は南仏のAlbiの様子を送っていただきました。

衛生パスポート・PCR陰性証明と感染拡大抑止 with Sayaka, Albi

お久しぶりです!こちらはヨーロッパらしい暗い日が続いていますが(今朝も霧で先が見えず朝8時でも暗いです、、、)おかげさまで元気にやっています。1週間で感染者数4万人、「今は」ましな印象オミクロン変異株はジリジリ近づいてきているのか、結構入っているのにまだあまり気づかれていないのかわからないのですが、コロナ全体としてはヨーロッパ北部の国々と比べるとまだ「今は」ましな印象です。

それは寒さが来るのが遅いからなのか、フランスでは夏からずっと2度ワクチン接種をした人にのみ発行される衛生パスポートまたはPCR陰性証明なしでは何もできない(レストラン、コンサート、映画館に行くなどなど)、室内ではずっとマスク着用義務が続いていたことが効いているのか(オランダ在住の友達の話を聞いていると上記した規制が全てなかったせいで大きな波が早くに来た印象)、それともその両方なのか、理由はよくわかりません。といっても街中(室外)ではマスクを着けていない人の方が多く、ここ一週間のコロナ感染者数の平均は約4万人。やはりワクチン接種を済ませていない人が中心にかかっているそうですが、カステックス首相のようにワクチン接種しているのにコロナにかかった(先週だったか先々週に)という人もそこそこいるようです。

フランス首相がコロナ陽性、会談したベルギー首相と閣僚も自主隔離 CNN Japan 2021.11.24  09:21 JST 

現在はディスコのみ閉鎖、学校は現状維持、クリスマス市も始まる

やはり去年はワクチン接種が済んでいなかったのでビクビクしながら出かけない、人に会わないことでうつらないようにしていましたが、今年はやはりその怖さが薄れています。昨日首相がコロナ陽性者増加について記者会見をし、ディスコのみ閉鎖が決定。お店や学校は現状維持でいくことになりました。
この決定に胸をなでおろしたのがクリスマスのイベントにかかわる人達だと思います。以前はドイツに近い地域にしかなかったクリスマス市がフランス各地で開催されるようになっていて、アルビでもホットワインやクリスマスのプレゼントになるような雑貨を売る小さな木製の小屋(シャレ)が出るようになっているからです。去年はヨーロッパ最大のクリスマス市を開催するストラスブールなど大きな街は市場が中止になりました。(今はまだシャレが開いていない時間なので、開いたら写真を撮影して送ります!)広場に大きなツリーが飾られ、移動観覧車が設置されました。

ブースター接種

今年の春に接種した知り合いの多くが3度目を先々週くらいから打ち始めています。ボヤっとしていると丁度クリスマスで親戚に会いに電車や飛行機に乗って移動したりレストランに行って食事をする機会が多くなる頃に衛生パスポートの期限が切れることになるので、そういう人たちは特に大急ぎで予約を入れていました。-Sayaka1年に一度、息子のYutaさんと一緒に帰国し日本で4ヶ月を過ごし、残り8ヶ月はフランスに住むSayakaさん。今年はクリスマス準備が忙しくなりそうですね。

川添ビイラル監督『WHOLE』UPLINK京都 12月10日(金)〜16日(木)

Mugikoは12月10日に川添ビイラル監督『WHOLE』を見てきました。日本社会において「ハーフ」とアイデンティの問題について真摯に描いた映画です。Harukana Showでまた話題にできたらいいなと思います。Mugi

どこにでもいるハーフの日々の生活をとおして問いかける

イントロダクション、WHOLE websiteより、映画の紹介を引用します。

「日本のメディアで活躍するポジティブな印象のハーフタレントとは裏腹に、「ハーフ」という言葉をネガティブな意味で受け止め、自らのアイデンティティーに戸惑い、苦しむ若者も存在する。

日本生まれ、日本育ちで日本のパスポートしか持っていない、監督の川添ビイラルと脚本・主演の川添ウスマン兄弟は、日頃からハーフの偏ったイメージに違和感を感じていて、タレントでもない、日本で普通に暮らしているハーフを主人公にした映画を作ることを決意。知り合いの紹介で、同じく日本生まれ、日本育ちのサンディー 海に出会い、春樹役に抜擢した。

純粋な目線で、どこにでも居るハーフの日々の生活を通して、アイデンティティーや日本社会に対する複雑な気持ちを誠実に描いた。多様性を目指す現在の日本社会に語りかける本作は、第14回大阪アジアン映画祭でJAPAN CUTS Award スペシャル・メンションを受賞し、北米最大の日本映画祭であるニューヨークのJAPAN CUTS及びソウル国際映画祭に正式出品された。」

オーディエンスとつながる映画

UP LINK京都での上映初日、19:00からの上映だったせいか、20歳代の年齢層が多く観にきていました。ある種の緊張が続くあっという間の44分でした。見ている人それぞれが自分の目線に気づく、映像とオーディエンスとの距離が近い作品だと思います。映画制作に関わった人たちが、自分とも向き合った時間が映像にも凝縮されているのだとということが、出演者4人(森誠役:川添ウスマンさん、仁美役:伊吹葵さん、橋本役:中山佳祐さん、大室役:松田顕生さん)の上映後のトークイベントからも伝わってきました。『WHOLE』がこれからも日本各地で上映されて、さまざまな出会いがありますように。続きの映画が楽しみです。Mugi

■横浜銀蝿「ツッパリ High School Rock’n Roll (試験編)」■新しい学校のリーダーズ「Free Your Mind」■ジプシー・キングス「My Way

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